ブルグミュラー25の練習曲
ピアノを習ったことがある人なら一度は触れたことがあるであろうテキスト『ブルグミュラー25の練習曲』。
その名の通り、25曲のエチュードが収められています。
エチュードといってもツェルニーのようにシンプルな機能トレーニング的なものではなく、もう少し音楽的な小品集です。
作者のブルグミュラーさんは「小さな手を広げるための明解な構成や運指」というサブタイトルをつけています。導入期を終え、音符を読むことや強弱などの表情記号、調性、拍子などのルールを身につけた子どもが、いよいよ曲らしい曲を弾くスタートラインに立つ時です。音域が広がった時に必要な正しい運指や、曲の組み立てのための転調や、それに伴う借用和音などもたくさん取り入れられていて魅力的な曲が多く、長い間レッスンで取り上げられているのも納得です。
私も子どもの頃このテキストを弾きました。しかも25曲全部です😓
今ではあまり見かけられなくなったバイエルの教本を終えて、先生から次の本をもらった日、嬉しくて嬉しくて、家に帰って20曲くらいを一気に弾きました!さすが初見の女王(笑)(私は初見がすごく得意な子どもだったので、先生から「初見の女王」と呼ばれておりました。)
今まで弾いていたバイエルは一体何だったの⁈と思うくらい、本当に素敵な曲がたくさんあってすごく感激したのを覚えています。
中でも、アラベスク・やさしい花・バラード・スティリアンヌ・貴婦人の乗馬は大のお気に入りで、今でも生徒のレッスンに度々登場します♪子どもたちも気に入って弾いてくれます✨
今日は三年生のSちゃん、5番の『無邪気』をレッスンしました。
夏にコンクールにエントリーする予定のSちゃん、発表会を終えてますます意欲的にお稽古しています👍
先週からテンポを上げて弾く練習をしていますが、これがなかなか大変!
ゆっくりの時にはできる音楽的表現が、テンポをあげると疎かになったり、16分音符のパッセージも速くて綺麗に弾くのがまだ未完成です。ヘ長調のスケールは本当に難しいですね😖
とにかく練習あるのみ!キーワードは「努力と忍耐」(笑)