素敵な Music Life

武蔵浦和と朝霞でピアノ教室をしている講師のブログです

即興演奏の達人

関ジャム完全熱SHOWという番組をたまに観るのですが、今日はスタジオミュージシャンとして活躍されている方々による即興セッションの企画でした。

それぞれの楽器の方が、今までに請けた仕事で無茶な要求をされたエピソードを話し、その時の演奏を再現したり、決められたテーマに沿った即興演奏のセッションをしていました。皆さん技術もセンスもお見事✨👍

プロのミュージシャンは『現場ですぐに』出来ることをすごく求められるので、いかに引き出しを多く持っているかが大事なのだそうです。そのことがよく分かる番組内容でした。

 

そう言われてみれば💡

昔、ある演歌歌手のコンサートでバックコーラスをした時に、歌手の方から楽器の人に細かい指示がじゃんじゃん出されていたのを思い出しました。

私たちコーラス隊は、一週間くらい前のリハーサルで初めて楽譜を渡されて、初見で歌わされます。曲によってフルコーラスだったり、一番だけでコーダに飛ぶとか、サビだけ繰り返しとかいろんなパターンがあって、楽譜を目で追うのが結構大変です。この曲はフルで!とか二番カット!とか、歌手さんご本人のその場の思いつきでどんどん決まっていくので、必死でメモを取ります(笑)

しかもその必死で取ったメモ内容が、コンサート当日のゲネプロであっさり変更になったり、場合によっては曲自体がナシになったりします。ご本人様が「この曲ここで入れると流れ悪いね」とか言って😓

おいおい、リハの時に気づけよ〜😵と思ったのは私だけではないはず(笑)

でも日々そのような現場で演奏しているミュージシャンの方々は、そんな些細なことにはビクともしないのです。流石です!

当日のゲネプロで、バンドのピアニストに対して「MCの間、ジャズっぽいBGMを弾いていて欲しい」という要望が出されました。ピアニストは若い女の子でしたが、MCの邪魔にならないように静かに、素敵なジャズ風BGMを即興で弾いているのを観て、すごく感心したのを覚えています。

私にはとても真似できないなぁ〜と、学生時代に即興演奏の授業で先生によく叱られていた記憶が蘇り…😭

 

先日放送があったピアノのテッペンを決める番組に出ていた、芸人の こまつさん。

彼も即興演奏の達人ですね。独学であそこまで弾くなんて素晴らしい!

恋ダンスの方がアレンジも演奏もよかったので、決勝でこっちの曲を弾いていたら こまつさんが優勝したんじゃないかな、と思いました。

ゴールデンボンバー大好きな私は、女々しくてを勝負曲に持ってきたのにはテンション上がったのですが、やっぱりあの手の曲をピアノで弾くのは難しいですね。

前奏や間奏の旋律はキリショーのこだわりが詰まっているところだと思うので、端折らないで原曲に忠実にひいて欲しかったかな。

でも、ハートが溢れている彼のピアノのファンになりました。次回も楽しみです😊