講習会
昨日は朝からレッスンをして、午後は講習会に参加。忙しい一日でした。
ここのところ小さい歳の生徒が増えて、レッスンにもだいぶ工夫が必要になっています。
5年前、10年前とは明らかに変わってきている子どもたち。大切な導入期、どんなアプローチをしたらより理解が深まるのか、ということを考えて、あーでもないこーでもないと日々やっております。
私の頭の中が『ドレミ』でいっぱいになります😓
大学を卒業する時に、四年間レッスンでお世話になった先生に「子どもに教えるだけでなく、自分が勉強をして弾き続けることが大事。」と言われました。子どもに教えることしかしていないと、自分の演奏が下手になるからという理由です。
私は先生から頂いた言葉を今でも大切にしています。
昨日参加した講習会は、そういう意味でも自分の勉強のための大事な時間になりました!
いつも講習会でお世話になっている芝治子先生による講義と演奏です。
誰もが知っている名曲ですが、『月光』という表題はベートーヴェンが付けたものではなく、後から別の人がそう呼んで定着したそうで、ベートーヴェン自身が月光をイメージしてこの曲を書いたのかは分かっていません。
このスコアにも書かれていますが、女性宛に作った曲だそうです。
ベートーヴェンは女性に曲をプレゼントするのが好きだったんですね😆
エリーゼちゃんなんかはとても有名ですね!
講義では、演奏の解釈だけでなく、ソナタのレッスンをする際に大切なことのお話もして頂きました。
「自分がピアノのお稽古を始めてから現在に至るまでに培った『音楽の教養』を、楽譜に書かれていることにプラスする。」
そのためには自分の音楽自体にきちんと教養が備わっていないといけません。
根拠のあるアドバイスを的確にでき、時には模範演奏も弾いて聴かせられる、そんな指導者になるために、ああ頑張らないと💦と思った一日でした。